エアメール 受取人が引越していたので返送される

エアメールは書留無しでは追跡番号が付いていません。その場合、紛失しても探しようもないようですし、何の保証もありませんので利用する際には「無くなるかもしれない」くらいの覚悟が必要です。フォローが不可能なため、弊社ではEMSもしくは書留付きでしか発送依頼を受け付けていなかったのですが、ご要望も増えてきたので免責作業として取り扱いを始めました。現在まで100通位発送したと思います。その間に到着が遅く宛先住所の確認が一度ありましたが、返送やクレームは1度もありませんでした。

 

1年以上かかって到着したなどの経験談をネットで見かけ心配していましたが、実際には思ったよりも優秀で安心していたころ、トラブルは起こってしまうものです。エアメールで初めて返送されてきました。

発送10/15⇒到着・返送11/2⇒弊社着11/22

上記がタイムスケジュールです。USA宛でしたが、行きも帰りも2~3週間というところです。スムーズに配達されても合計1カ月はかかると見た方が無難です。再送するとさらに2週間はかかりますのでやはり大事なものには使いずらいかもしれません。

 

ただ、今回のケースは明確な原因がありました。後から知ったのですが、2週間以内に引っ越し予定のある方の発送依頼だったのです。強者ですね。転居届を出してあるから大丈夫と思ったそうです。

住所変更の手続きが完了しておらず宛先不明での返送となってしまいました。

 

ちなみにアメリカ国内で引っ越しをした場合、USPS(United States Postal Service)に申請すれば旧住所宛ての郵便物を新住所に転送してもらうことができます。USPSの公式サイトからネット上で1$で申し込みが可能で窓口へ行くと無料で申請できます。転送サービス期間は、普通郵便は転居日から12ヵ月間、定期購読している雑誌などは90日間です。ただし、USPSに日本の郵便局と同様のサービスを期待すると痛い目に遭うこともあるので郵便物を転送してくれることもあると思っていた方が良いと思います。

 

当事者の会員様には申し訳ないのですが、良い経験をさせてもらいました。今回、問い合わせもなく突然の到着でしたので気をもむことはありませんでしたが、もし、2週間程度で問い合わせが入っていたらと考えるとその後3週間は待つことしかできませんので気が気ではありません。エアメールは安い、EMSは高いという事実はありますが、金額差がその不安な気持ち以上でなくてはなりません。

 

改めて、価格表を見比べてみました。(弊社手数料込みの価格表ですのであくまで差額を参考としてください。)個人的には、100g以下の軽いものであれば利用価値はあるものの、500g程度からはEMSを選択します。

特に私書箱ご利用の場合は保管郵便物をまとめて発送のケースが多いです。少しでも安くという選択はお勧めしません。エアメールとEMSでは追跡機能以外にも日数にも大きな違いがあります。金額差とメリットを比較され、ご検討の上配送方法をお決めください。