実際の利用から見えるコスト削減の仕組み


海外向け私書箱は定期発送が主流です。海外にいてもそれほど時間差をおかずに郵便物をお届することが良質サービスと考えられているためです。

定期発送は急ぎや重要な郵便物が多い、日本で商品購入を頻繁にする、発送依頼する手間が煩わしいという場合にはとても有効な方法です。ただ、全ての方に必要かというと大きな疑問が残ります。 最大の理由は発送コストです。年間となりますと多額の費用負担となります。

海外発送ご利用状況
弊社での海外発送のご利用状況は、下記の表の通りです。
複数の利用パターンがありますが、海外発送で主流とされる 毎月自動転送(Jマンスリー) のご利用率は全体の2〜3%にとどまります。

一時帰国の機会が少ない方や、ネットショッピング購入時に郵便物も同梱して発送する方でも、年2〜3回程度の発送が中心で、半数以上のお客様は国内発送のみ、または年1回程度や急ぎの場合のみ海外発送といった形でご利用され、空輸費用の大幅な節約を実現されています。


 

転送ゼロという選択肢
海外への転送を一切行わないスタイルもあります。
最低限のスキャンを行い、必要な郵便物はPDFで確認し、解約時にまとめて一括発送する転送ゼロで運用されるケースです。お手紙のみであれば140cmの保管スペースで数年分を保管できるため、海外生活の長さに関わらずこの運用が可能です。また、スキャン確認後に対処済みの郵便物を破棄することで、海外発送コストを完全になくすだけでなく、帰国後の郵便物整理にかかる時間も節約できます。
これらは弊社の掲げる「海外転送は最小限に」というコンセプトをお客様がさらに発展させた事例であり、弊社としても喜ばしい活用法です。利用頻度の高い方向けにオプションがお得に使えるJ楽々パックはここから生まれました。

WEB確認+無期限保管+オプションの優位性

Web確認(写真撮影)

Web確認を利用すれば、海外発送が必要となるケースは大幅に減少します。

写真だけでも急ぎかどうかの判断が可能で、さらにオプション利用でその場で対応できることも少なくありません。作業完了後は定期的にすべて破棄するという運用法も増えてきており、一時帰国の際に大量の郵便物に時間を取られたくない方に最適です。

Web確認

 

muse

無期限保管

 

保管期限があると、必要のないタイミングでも発送せざるを得ません。
無制限保管であれば「必要な時にだけ発送」でき、不要な時期のコストを抑えられます。
一時帰国時を発送の中心に設定する方も多く、急ぎは海外発送、余裕があるものは国内発送まで保管継続という柔軟な利用が可能です。

海外在住でも必ずしも海外住所への発送にこだわる必要はありません。

 

豊富なオプション

急ぎの郵便物を海外発送したが、その途中に返信や支払いの期限を迎えてしまうことは珍しくありません。J-addressではスキャンでの中身確認や支払い代行、投函代行、代筆、書類申請サポートなど、幅広いオプションをご用意しています。また、弊社で対応できない場合もご親族へ国内転送も可能です。これにより、多くのケースで「海外発送せずに日本国内で完結」できるようになっています。

 

オプションがあるからこそ可能になる破棄

他社サービスでは「重要だから海外転送必須」とされる郵便物も、弊社ではスキャンや支払い代行などで処理が済んでいれば、その後は破棄に移行することができます。つまり「見た目は重要でも、すでに対応済みだから不要」と判断できるのです。オプションがあるからこそ、発送に頼らず破棄へ進める柔軟さが生まれます。

 

 

破棄=安心感+利便性
さらに、破棄は有料サービスとして提供しているため、お客様も「本当に不要かどうか」を慎重にご判断いただけますし、弊社も最終確認を徹底できます。無料破棄では軽視されやすい部分を、有料とすることで「安心感」と「利便性」を両立する仕組みになっています。結果として、不要なものは安全に処分し、必要なものは確実に対応できる体制が整います。

 

 

実際のご利用から見える「無駄のない安心」

最初は「毎月送ってほしい」と思われる方も少なくありません。しかし実際にご利用いただくと、Web確認やスキャンでほとんどの郵便物に即対応できるため、「海外発送をしなくても大丈夫」という実感を持たれる方が多いのです。

 

特に一時帰国の予定がある方は、重要な郵便物を国内転送でまとめて受け取るだけで十分に対応できます。その結果、海外発送は年に数回か、急ぎの時だけに減っていきます。

 

実際に弊社のかなりの数のお客様は「海外発送ゼロ」で運用されています。不要な発送に費用をかけず、必要なときだけ確実に対応する。この柔軟さこそが、弊社の仕組みをご利用いただく大きなメリットです。

 

数字上のコスト削減効果はもちろんですが、それ以上に「無駄に送らなくても安心できる」という実体験の積み重ねが、長期的に大きな安心感につながっています。

ご利用が続くほど、発送の判断に余裕が持てるようになり、結果的に費用も安心も両立できる仕組みへと自然に移行していきます。