どうしてトータルコストが安くなるのか

海外向け私書箱は定期発送が主流です。お荷物の転送サービスがメインで郵便物も付随サービスで取り扱いをしているという理由もあるようですが、海外にいてもそれほど時間差をおかずに郵便物をお届することが良質サービスと考えられているためです。

 

定期発送は急ぎや重要な郵便物が多い、日本で商品購入を頻繁にする、発送依頼する手間が煩わしいという場合にはとても有効な方法です。ただ、全ての方に必要かというと大きな疑問が残ります。 最大の理由は転送コストです。年間となりますと多額の費用負担となります。

2022年現在、アメリカ宛てEMSは3900円で500gの発送は1回あたり4500円と表を作成した時点の2020年から2年の間に倍近くに値上がりしています。コロナやロシア等の世界情勢も大きく影響していますが、定期発送は大きな支出となるとご承知おきくださいませ。

弊社での海外転送の状況は下記の表のようになります。 弊社は複数のコースがございますが、海外転送で主流とされる定期発送(Jマンスリ―)のご利用率は5%程度です。

余り日本に一時帰国されない方、ネットショッピングで商品購入した際に手紙も同梱してというケースでも年に3~4回が中心となります。もう一つ大きな特徴として約半数の方は国内転送のみ、もしくは急ぎのみ海外転送という利用法で空輸費用のコスト削減に成功されております。

WEB確認+無期限保管+国内転送の優位性

Web確認

どうしても「文字」での連絡には限界があり転送して確認する必要がある為、費用が掛かっていまいます。例えば、差出人が「〇〇市役所」と連絡があっても税金納付書、健康保険手続き、引き落としのお知らせ、キャンペーン等様々であり、それだけでは内容を推測することは難しく転送を避けることは出来ません。写真であっても全てが分かる訳では無いですが、判断材料を格段に増やすことができます。特に有用な点は下記の3点です。

① 直ぐ必要かどうか

急ぎの郵便物と感じる度合いが、上の表の弊社での転送回数と比例すると考えています。他の理由(たまってきたから、買い物と一緒に、急ぎではないけれど見たい)を除くと必要に迫られての転送比率は更に下がります。個人での感じ方に違いはありますが、写真確認できれば急ぎと判断されることは意外に少ないものです。

② オプションでの早期対応

スキャンや支払い代行を活用することで急ぎの郵便物から外すこともできます。実際には転送に掛かる時間もありませんのでご自身での対応よりも早く済むという事も大きな利点です。

③ 転送回数だけでなく転送費用も減る

写真で確認する事で不要郵便物へ切り替えることができる郵便物は大幅に増えます。また、停止漏れのカタログや雑誌にも気が付き破棄もできます。高い空輸費用の削減は回数を減らすことと同様にコストへの影響に直結します。

 

弊社の海外転送は「確認したいから」ではなく「必要に応じて」です。

もっと詳しく⇒Web確認

Web確認(写真撮影)を実施している私書箱サービスはまだまだ少ないです。実はそこには、業者側の都合が多分に影響されています。写真で情報が多くなれば、問い合わせやオプション作業依頼は格段に増えます。定期的にすべての郵便物を海外発送してしまう方が効率的で時間がかからないのです。

JポストではWeb確認(写真撮影)を3か月必須とさせて頂いております。

Web確認(写真撮影)なしコースは全てのお手紙の転送となります。不要郵便物の停止漏れは意外に多く、オプション費用以上に転送費用が高額となるケースも何度か見て参りました。小さいサイズのJポストでは特にその傾向があります。(大きいサイズは国内転送まで保管継続可能)

 

最初の3か月のWeb確認には無料破棄サービスも含まれます。停止漏れを再確認頂く事と無料破棄サービスを活用頂く事で転送の回数も費用を抑える事が出来ます。
トータルコストを抑えるための規定となります。
御理解の程、よろしくお願いいたします。 

無期限保管

Web確認を最大限活かす為には、無制限保管が必要です。

写真で「必要な郵便物」を確認できても、保管期限がありますとその時点での滞在先への発送という縛りが出てきてしまいます。「必要なタイミング」で転送する為には保管の期限が無制限であることがベストです。逆に申しますと「必要のないタイミング」での転送は費用を有効に使用しているとは言えません。

 

多くの方が、コストを抑えることができる一時帰国をタイミングの中心にされています。急ぎの手紙が到着した時や買い物した時は海外転送をしても時間に余裕があるときは国内転送まで保管を続けます。弊社をご利用頂いた場合、海外在住だから海外住所に転送という事にこだわる必要はありません。

 

 

郵便物の量に対してJポストでは容量が足りない方がたまにいらっしゃいます。お中元、お歳暮、株主優待等で予期せぬ形で転送をされるケースもございます。予定外に転送するのは無制限保管を上手に利用できておりません。適正サイズの私書箱を選択されることがトータルで費用を抑える一番の近道です。

Web確認の課題 有料破棄へのご理解をお願いいたします。

弊社にも無料破棄サービスはございます。

明らかにダイレクトメールと思われるものは写真撮影前の時点で弊社判断でシュレッダー処理いたしております。到着郵便物の10~20%はご連絡することなく破棄されており、他社様での破棄サービスがこちらに該当いたします。

 

 

Web確認をご利用いただくと写真で仕分けができるため不要郵便物と判断可能なケースが増えてきます。また、支払い代行、スキャン等のご利用により手続きが完了され不要となることもございます。一般的には必要とされる郵便物でもご本人様の確認後には破棄の対象に変化する事になります。

「間違えて破棄してしまった。」では許されない確認を伴う破棄はご自身で処理される分には簡単な作業ですが、代行する場合は非常に神経を使い時間のかかる作業です。その為、ダイレクトメール以外の破棄は有料サービスとさせて頂いております事をご理解くださいませ。

本来、有料破棄は予想外に届いてしまった重い雑誌やカタログ破棄に使う送料削減が目的の手段です。重い郵便物が含まれないハガキや薄い封書などの仕訳目的での使用は転送費用の削減にはつながらずコスト負担となるとご承知おきくださいませ。
⇒破棄のご依頼方法・費用はこちら
もったいない有料破棄と効果的な停止手続き

もう一度トータル費用を比較ください

もう一度、一番上の表の年間の転送費用をご覧いただきたいのですが、アメリカへ定期発送した場合ですと年間30000円の費用が必要となってまいります。

 

Web確認+無制限保管で10分の1から~3分の1まで大きく削減可能です。写真で郵便物を確認することは文字で確認するのとは別物と言っていい程の優位性です。

 

ほぼ全ての郵便物を海外転送していたものが、破棄や国内転送にシフトされコスト削減に繋がっております。転送費用が破棄費用には比較にならない程コスト高であることは一目瞭然です。

 

また、国内転送の利用が50%であることも注目して頂きたいです。無制限保管だけではこのようなことは出来ません。Web確認をプラスして大きく変わりました。1年未満の海外滞在の場合、長期保管+国内転送が一番多いリクエストですが、Web確認+無制限保管で 多くの方が実現可能となっております。

 

破棄が有料であっても弊社のシステムはお客様に大きなメリットがございますことをご理解頂けますと幸いでございます。